FFVIIリメイクの感想と考察
[02/27, 2024] |
こんにちは、トモです。
今更になってしまいましたがFFVIIリメイクの感想と考察を何年か前に書いたので、リバース発売前に投稿しておこうと思います。
クリア自体はとっくにしていたのと、感想も一度書いていたのですが未公開のままなかなかまとめることができず、改めて考察と一緒にまとめることにしました。
(書き途中のファイルが消えて何処かへ行ってしまったというのもあります😅)
少し尻切れトンボみたいになってしまっていますがご容赦ください。
「ゲーム1本分」というワードに込られた思い
ボリューム
リメイクは分作となっていて、1作目となる本作ではミッドガル脱出までを描いています。オリジナル版では9時間ぐらいで終わり当時のDisc1すら終わっていない地点となっています。
その点に対する不安や思いに対して、開発者インタビューでは
「リメイク版ではキャラクター一人一人の深掘りや、当時描かなかったミッドガルの上部や人々の暮らしなどを描いている。ゲームとしても“ゲーム1本分のボリュームになっている”から心配しないで欲しい。」
的なことが語られています。
実際にプレーしてみて50時間以上夢中で遊ぶことができました。1度クリアすると各章の初めから強くてニューゲーム&ハードモードが遊べます。
ハードモードでしか戦えない敵もおり、やり込み要素も多く存在します。
本作では、英語版と日本語版を簡単に切り替えることができるのも魅力の一つだなと感じました。自分は最初日本語でプレーをして、2週目を英語でプレイしました😄
また、リメイク版のアルティマニアにあるインタビューでは、ティファがコルネオの屋敷に向かうことになった経緯や、ドレスを大家さんと一緒に選ぶエピソードなどが開発期間・発売時期の関係でカットになってしまったことが書かれています。
ビジネス的な都合もあると思いますが、そういうところはもっと盛り込んでいって欲しかったですね〜😭
オリジナル版の追体験
リメイク版ではオリジナル版をクリアするまでの大まかな流れを、ミッドガル脱出までの間に追体験できるようになっていました。
これは後の考察にも絡んでくるのですが、
- 時折りクラウドが見る過去や未来の光景
- 飛空挺からミッドガルはパラシュートする(ジェシーのパラシュート)
- ボーンビレッジ?(5番街の神羅のゴミ捨て場)
- 眠りの森?(6番街の出口
- デートイベント(エアリスの家の前の花畑)
- ゴールドソーサー?(闘技場・ダーツ・クラッシュボックス)
- ウータイ?(コルネオの館付近や闘技場はウータイのデザインによってますよねー)
- セフィロスとの最終戦のあとのウネウネ?(ライフストリームの中に行く演出)
- エンディングでマリンが何かに気付いて窓に駆け寄っていく演出
などなど
ほかには、蜜蜂の館のダンスバトルも、色使いや演出がゴールドソーサーっぽいですよね。
また開発当初セフィロスは、それほど多く登場しない方針でしたが方針の転換により、セフィロスコピーが原作よりも多く登場し、戦う予定のなかった最終戦で戦うことになったそうです。この辺の意図も明確な答えは書いてありませんが、結果FFVII1本分と感じる要素になっていると感じます。
とあまぁ少しこじ付け感があるところもあるかもしれませんが、自分はプレイしていてオリジナル版(ミッドガルよりも先の部分も)を追体験しているような気分になりました。
これには恐らく2つの意味があって、
- 「ゲーム1本分」という裏の意味
- リメイク版の今後につながる仕掛けの1部
だと考えています。
演出面では自分が気づいていないだけで、原作+(AC・CC・DC)も含んだセルフオマージュが他にももっともっとあるように感じられました。
(レッドXIIIとバレットの絡みのシーンももっと先か、他の作品の中で似たようなシーンありましたよね???)
「ゲーム1本分」というワードは何人かの開発者がインタビューで、口にしていたと記憶しています。なのでインタビューでは、ボリューム的な意味合いでワードを出しつつ心の中では、「FFVII1回分だよ」と思っていたのでは無いかなと想像しています😆
リメイクの仕掛けとは??
ここからは考察パートですね。リメイクではオリジナルと展開が少し違うところがあったり、未来を知っていると思われる登場人物がいたりします。巷ではタイムループ説(2週目説)といわれていますね。
実際アルティマニアにもインタビューで「エアリスは未来を知っている節がありますね?」という質問に野村さんが「なぜでしょうね?笑今後にご期待ください」と返しています。
また、エアリスはリメイクにおいて重要人物であると、シナリオの野島さんが語っています。
オリジナル版との違いと謎
リメイク版の謎・仕掛けを考察していく上でざっくり相違点と謎をまとめるとこの4点だと思います。
- シナリオの細かい点がいっぱい違う
- フィーラーがいる
- エアリス・セフィロスが未来を知っていそう
- ザックスの勝利?
シナリオの細かい点がいっぱい違う
ここは2つ分ける必要があると思っています
- 人物や舞台を深掘りしていく上での仕様変更・追加
- リメイクの仕掛けとしての変更
人物や舞台を深掘りしていく上での仕様変更・追加
ジェシーがゴールドソーサーの舞台女優だったり、その実家が出てきたり、クラウドたちが止まるアパートとその大家さんなんかなは、人物や舞台を深掘りしていく上での仕様変更・追加と考えられます。
またAC・DC・CC・小説版?などの設定など再度取り入れられている箇所などもあると思われます。
ざっくりいうと、変化しているが後述するフィーラーなどとの絡みがない変更点は、「人物や舞台を深掘りしていく上での仕様変更・追加」と言えそうです。
また、アルティマニアによると97年当時許されていた表現などが現代に置いて、表現できるのかなどもすごく考慮されているらしく、アバランチ自体が自分たちの行為に対して、「本当にこいれでいいのか」を尋問するなど多数の配慮がされているそうです。
リメイクの仕掛けとしての変更
リメイクの仕掛けとしての変更は、オリジナル版のメインストーリーと異なる展開の部分がそれにあたります。
異なる部分がでるたびに、フィーラーによって修正されていくのはなぜなのか?
エアリスはなせ未来を知っているのか
がリメイク最大のしかけとなっています。
複数の世界線があり、リメイクは5番目?の可能性
星 vs エアリス vs セフィロス
自分の考えでは、まずオリジナル版で平和になった世界では、星が寿命を平穏に全うできた世界線だったはずです。
セフィロスは、クラウドに倒されましたが、ジェノバ細胞を受け継ぐモノたちのリユニオンによって実体化しそこにライフストリームから意識を憑依することができたと考えられます。
アドベントチルドレンのセフィロスはそんな感じだと思います。
またオリジナルの中でもセフィロス自身が、「メテオによって傷ついた星が集めたライフストリームを取り込み、ライフストリームのたびびとになるのだ!」と語っっています。
なので、クラウドやジェノバ細胞を受け継ぐ者がいる限り、ライフストリームがある限り、セフィロスは仮死状態から生還し生き続けることができるのです。
しかし、星が死ぬ=ライフストリームが消える つまり、ライフストリームの中に溶け星の一部となった、セフィロス自体も消えてしまうことになります。
ジェノバはそもそも、星を渡り、その星命を奪い次の星に行くという本能があり、クラウドたちの星にたどり着き、古代種セトラによって退治、封印されガスト博士ジェノバプロジェクトによってセフィロスとして復活します。
セフィロスはそのジェノバの本能を行動原理としていると考えられます。
星の終焉を知ったセフィロスは何らかの方法 おそらくライフストリームを使って 過去のターニングポイントで、歴史を変えて星のライフサイクルから離脱し生き延びる方法を探っているんだ思います。
そして、フィーラーは星が一度手に入れたホーリーとライフストリームの力で救われた世界線の未来を守るべく運命の番人としてライフストリームを?具現化させた物だと考えます。
限りなく原作に近づけようとするのは、オリジナルの未来を星が守りたいから、刺されたバレットを回復させたりできるのはライフストリームが命そのものだから だと考えられます。
エアリスは、同じく忘れらるる都で死後ライフストリームに取り込まれますが、セフィロス同様意識を保つのことができていたと考えられます。
根拠としては、古代種の神殿では古代種たちが、死してなお意識をとどめエアリスに語りかけているという表現が使われているからです。
エアリスは人ライフストリームの中で、セフィロスの企みを知り、同じく過去のターニングポイントで過去のエアリスにコンタクトしてセフィロスの企みを阻止しようとしているのが本作リメイクの流れなのかなと思います。
フィーラーはセフィロスだろうとエアリスだろうと、未来を変えるものを阻みます。だからフィーラーはどちらにも干渉するのだと思います。
なのでエアリストセフィロスは、未来(過去)をしっていてそれぞれの理想に基づいて、星(オリジナル版)に対してあらがっているのだと思います。
フィーラーは何者なのか?
フィーラーは Feelerや Wheelerかなと思いますが、自分は
Feeler :示唆 = 運命を修正・示唆する
だと考えています。また、英語版ではWhisperとなっているらしいです。
Whisper :ささやき = 古代種セトラは星の声が聞こえる
です。
ちなみにどこのインタビューで読んだか忘れてしまったのですがプロデューサーの北瀬さんがフィラーは触手(feeler)と言っていました。
つまりフィーラーはライフストリーム = 星だと考えています。
星が星の声を具現化した存在。星の声は本来セトラだけが聞こえます。
しかし運命にあらがい、運命の分岐点に近づくと、遠くて見えなかった壁みたいなものに気づけいるようにフィーラーが見えるのではないでしょうか??
ザックスの勝利の意味
ザックスの勝利は、クラウドたちが運命の特異点を越えるタイミングで同時に描かれます。
これは恐らく、あえてミスリードを誘っています。
エアリスは、運命の特異点を前にして
「ここ、分かれ道だから」
と明確に言っています。
恐らくエアリスは、過去に何度も運命に抗いながらこの特異点をなん度も経験していると仮定できます。
そして、運命の特異点は、エアリスやクラウド達以外にも超えられるということです。
ザックスの勝利によって運命の特異点を超え、エアリスはザックスを交え、クラウド・アバランチは今と違った形で運命と抗う世界戦があったのでしょう。
しかしその世界線はうまくいかず、エアリスは今回のリメイクの世界線へと再度舞い戻ってきた。
つまり過去の世界線だと考えています。
理由は忠犬スタンプの柄が違うのと、スタンプの帽子の星の数が4つ(見えてないだけかもですが)、リメイクの世界戦では5つなので。
FF7のオリジナル版では、マテリアにレベルと言う概念があり、1レベル上がるごとに星が1つ増えていきます。
マテリアの種類ごとにマックスのレベルは違うのですが、例えば3レベルのマテリアをマックスまでレベルを上げるとMasterとなりマスターしたマテリアが分裂して2つになります。
なのでおそらく忠犬スタンプは、世界線のマテリアのレベルを表していているだと思っています。
「ここ、分かれ道だから」は、ザックスのいない世界線で今度こそ運命を変えると言う決意や自信と同時に、「ザックスにはもう会えない」という覚悟の台詞かもしれませんね。
忠犬スタンプ
忠犬スタンプは何やら特別な意味が込められた重要なキャラクターのようです。
オリジナル版では、存在していません。そもそも、犬なんてレッドXIII以外に出ていたっけ??(レッドに失礼笑)
しかし、探したら犬が出ていたのです!!
しかも結構重要なシーン。
それは、ミッドガルに辿り着いたクラウドが駅でティファに拾われるシーン。
クラウドの隣には野良犬らしき犬がいます。このシーンでは、魔こう中毒で空っぽのクラウドがジェノバ細胞によってティファの記憶を読み取り、ソルジャークラス1stとしてのクラウドを形成するシーンです。
他には、ジュノンの施設に犬が居ました
先ほど書いた「忠犬スタンプは、世界線のマテリアのレベルを表していている」とすると、無印のマテリアは野良犬レベルなのかもしれませんね。
野村さんはキングダムハーツでも、文字通り時代を超えてピースを繋ぐのが上手いのでオリジナル版の犬を見つけて繋いでくれるんじゃないかと期待しています笑
まとめ
いかがだったでしょうか?自分自身放置していた下書きを見て、「あれこんなことあったっけ?」と記憶が曖昧になってしまったりした部分もありますが、当時の記憶が色々蘇ってきました。
本当はもっと色々書きたいのですが、まとまらなさすぎて公開できないのも良くないので、ひとまず公開して明後日のリバースの発売に備えたいと思います!
リバースは「わすらるる都」までが舞台ということで、発売後はまた世間ではいろんな考察や憶測が飛び交うことになるんでしょうね笑
んー楽しみ!🤣