Final Cut Pro を使い始める時に知っておくと楽なこと
[09/07, 2020] |
こんにちは、トモです。普段、Adobe Premiereを使っているのですが、ふとFinal Cut Proも使ってみたくなり使ってみたところ、使い勝手が全然違い戸惑ったので、Premiereを使っていた人がサクッとFinal Cut Proを使い始められる様にメモをしました。
(もちろんFinal Cut Proで初めて動画編集する人にも役立つと思います。)
また、自分もFinal Cut Pro初心者なので、間違っている箇所などがあるかもしれません。
プロジェクトファイルの保存先
デフォルトの状態では
Finder > 移動がらホームを選択 > ホーム > ムービー
の中に自動保存される。
プロジェクトファイルを任意の場所に保存したい場合は
ファイル > 新規 > ライブラリ
で任意のフォルダを指定してプロジェクトを開始する
素材(メディアファイル)の保存先
Final Cut Proではデフォルトで動画などのメディアファイルが、デフォルトでプロジェクトファイルの中に埋め込まれる設定になっています。
なので、何も知らずに作業していると動画がコピーされて、プロジェクトがどんどん大きくなっていきます。
Final Cut Pro > 環境設定 > 読み込み > ファイル > ファイルをそのままにする
に変更することで、Adobe Premireのように取り込んだ動画ファイルが参照だけの状態になります。
動画のタイムラインを管理するのは「プロジェクト」と「複合クリップ」
シーンA・B・Cを作って、それぞれを結合したタイムラインを作りたい場合は、
複合クリップでシーンA・B・Cを作り、プロジェクトの中に3つの複合クリップを入れてつなぐ
という作業になるようです。
(Adobe Premiereでは全てシーケンスで作っていきますよね)
複合クリップ
- Premiereのシーケンスのようなもの
- ネストできる(複合クリップの中に別の複合クリップを入れられる)
- 複合クリップやクリップなどを入れて、個別のシーンを作成したり、再利用するシーンを作る
プロジェクト
- Premiereのシーケンスのようなもの
- ネストできない(プロジェクトの中に別のプロジェクトを入れることはできない)
- 複合クリップやクリップなどを入れてマスターのタイムラインを作る
動画の書き出し
書き出したいプロジェクトを選択 > ファイル > 共有 > マスター or 好きなフォーマット
Youtubeなどに直接?アップロードもできる様です。
動画の位置や大きさの変更はインスペクタで行う
Premiereでいうエフェクトコントロールですね。
インスペクタが表示されていない場合は
ウィンドウ > ワークスペースに表示 > インスペクタ
で表示できます。
タイムライン上の動画をクリックすると、このインスペクタに「合成」や「変形」もしくは、適用した「エフェクト」などパラメータが表示されます。
ここで、キーフレーム の追加もできますが、タイムライン上にはキーフレーム が表示されません。
キーフレーム を表示する
タイムライン上のクリップを右クリック > ビデオアニメーションを表示
をするとタイムライン上に各コンポーネントのキーフレーム が表示されます。
クロマキーなどのエフェクトの場所
ウィンドウ > ワークスペースに表示 > エフェクト
でエフェクト一覧を表示できます。
任意のエフェクトを、タイムラインの動画にドラッグすると適用されます。適用されたエフェクトのパラメータは、前述したインスペクタに表示されます。
動画と動画のあいだを空けたい
Final Cut Proでは、「動画を順番に端から並べていく」というコンセプトっぽいです。
Premiereの様にタイムライン上でAの動画の後、1秒後にBの動画を表示する見たいなこをする場合「ギャップ」を挿入してやる必要があります。
編集 > ジェネレータを挿入 > ギャップ
ギャップを入れたい箇所に、タイムスライダーを合わせて上記項目から挿入するか、タイムライン上でマウスで動画をずらすと「自動的にギャップが挿入」される様です。
なので、知らずに編集していると、いつの間にか挿入されたギャップが動画のお尻に残っていて、書き出したら黒い画面が続いていたみたいにならない様にしましょう。
テキストは「タイトル」、シェイプは「ジェネレータ」にある
下記画像の箇所にあるアイコンを押すと「タイトル」と「ジェネレータ」が選択できる様になります。
シェイプはさらに
ジェネレータ > 要素 > シェイプ
にあります。
イベントとは?
正直よくわかっていません(笑)
公式のヘルプを見る限りでは
ライブラリ > イベント > 動画素材&プロジェクト・複合クリップなど
という階層構造になっているので、「フォルダの様な物」だと思います。
個人的な考えでは、Final Cut ProはDVDの最終データを作ることをベースに作られている気がします。イベント = チャプターでイベントごとに必要な素材を突っ込んで、その中でチャプター用のプロジェクトを作成して、最後まとめて書き出す。みたいな設計思想から始まったのではないでしょうか??
特に調べたわけではないので、当てずっぽうで言っていますが😅