Genequestで遺伝子解析してみた
[04/01, 2021] |
自分は好きなものを、結構ずっと食べていられるタイプです。先日好きなご飯をUberEatsで1日に2回頼みましたw
こんにちは、トモです。
みなさん、自分の遺伝子調べたことありますか??
ずっと気になっていたのですが、意外と手頃な値段で解析できそうだったのでちょっとやってみました!
Genequestとは?
Geneqestは自分の唾液を採取して、送ると、遺伝子解析をして個々人の配列パータンに基づいたデータを色々教えてくれるサービスです。
例えば、
- 遺伝子的にお酒に強い
- 祖先はどこの人か
- どの癌になりやすいか
などがわかったりします。
注意しないといけないのは
- 遺伝子研究は発展途上で、将来的に結果が変わることがある
- 遺伝子配列が特定のパターンであっても、必ずそうなるわけではない(多くの場合)
ってことです。
なので、特定の癌のリスクが高いからと言って必ずなるわけでもないし、低いからと言って大丈夫というわけでもないってことです。
以前社長の高橋さんが
「人のゲノム解析が完了して、世界中の研究者が人間についていろいろなことがわかると思っていたら、ゲノムの解析だけでは何もわからないことがわかった」
とおっしゃっていました。ゲノムの海は深いようですね。
ALLとLITEのプラン
GenequestにはALLとLITEの2つのプランがありました。
- ALL:約3万円
- LITE:約1万5千円
と2倍の値段の差がありますが、
ALL:300項目以上(研究が進むと項目が追加される)
LITE:34項目
と、大きな差があります。
研究が進むと項目が追加されるはすごい大きな差だと思います。
なので、自分はALLのプランにしました!
唾液を送って解析してもらう
申し込みをすると、1週間くらいで唾液採集キットが送られてきます。
この容器に唾液を入れます。
唾液を保存するためか、DNAを抽出しやすくするためか、最初から液体が入っています。なので、写真はまだ唾液を入れてない状態です。
正直、この線のところまで唾液を出すのはちょっとは大変でした😅
採集を済ませたら、箱に詰めて、箱のはままポストに投函します。
説明書きには、到着後約4−6週間で、解析が完了するとありました。
実際、ほぼ4週間で結果完了メールが来ました。
実際にわかったこと
遺伝子情報は結構センシティブな情報で、変更もできないし、血族にも影響が及ぶので気軽にアップしたりはできませんが、いくつか面白い項目をピックアップしてみました!
お酒に弱い
自分は、お酒に弱く飲むとすぐ赤くなり頭が痛くなるタイプなんですが、解析結果も見事に一致していました。
面白いのは、自分は
- アルコールの分解速度が早い
- アセトアルデヒトの分解が遅い
タイプだってことでした。
アルコールの分解が早いので、赤くなりやすく酔いやすい?
また、アセトアルデヒトの分解が遅いので、毒性のあるものが体内に長時間残ってしまう = 二日酔いや体調不良になりやすい?
という体質みたいですね。
耳垢のタイプ
耳垢のタイプとは?!と思うかもしれませんが
- 湿ったタイプ
- 乾いたタイプ
の2タイプあるようです。(遺伝子的には湿ったタイプの中でさらに2タイプあるみたいです)
自分は乾いたタイプで、日本人の80%がこのタイプだそうです。
これって遺伝子関係あるですね?w 湿っているかどうかって、耳の穴の大きさとかじゃないんですかね???🤔
海馬容積がでかい
解析結果によると脳みその一部の海馬の、容積が多きいみたいです。
ただ「アジア系集団での研究:なし」となっているので、必ずしもそうとは言い切れないのかもしれません。
でも、こういった見た目ではわからない部分がわかっていくのが面白いですね。
先祖はインドシナ半島由来
遺伝子解析といったらやっぱこれですよね。そう、ご先祖さま。
自分のグループはBグループで、インドシナ半島からやってきたご先祖さまらしいです。
ちなみにグループは全部で22グループに分類されているようです。
DNA解析の未来
パーソナライズ
医療
DNA解析をすることで、その人の体質にあった本当の意味でのパーソナライズができますよね。
たとえば、Genequestではまだ数は少ないですが、提携薬局で薬の相性や服用方法の指導に生かすことが始められているみたいです。
やってみたいのですが、近所に対象薬局がないのが残念です😭
また、創薬では、自分の遺伝子を預けて自分にマッチする一番聞く薬を作るってこともできます。すでに、そういうこと自体は始まっていて、あとはいつ一般化できるかとかですかね。
トレーニングや食事
筋肉のつきやすさや骨格、骨密度なんかもわかってくるので、どういう食事をしてトレーニングをすると筋肉がつくかとかがわかってくるのかもしれません。
また、自分の遺伝子レベルで、体にあった献立を届けるレストランなんてのも出てくるかもしれないですね。
リスクや差別?
DNAは、ある意味変えることのできない運命の一部であり、それを知る・知らせることは慎重になる必要があります。
また、保険の分野では、リスク管理という意味で絶対利用したい項目ではあると思います。
しかし、「遺伝子的なリスクが高いために、保険に入れない」といったことが起こるのは時間の問題だとおもいますし、そうなった場合どうすればいいのか?これは差別なのか区別なのか?といった様々な問題・困難にぶつかることも容易に想像できます。
また、結婚などで、遺伝子情報がネックになることも考えられます。
最初に述べた通り、「遺伝子がこのパターンだから必ずこうなる」というものばかりではありません。
まだ一般の人が自分の遺伝子を気にしていない時代ですが、多くの人が血液型と同じような感覚で、自分のDNAを知り、相手のDNAを知ろうとする時代が来たらどんな世界なのか?
でも、いつかはそういう時代が来ちゃうので、楽しみな方向で待つしかないですね!