ゼノブレイド3をクリアした感想と考察(ネタバレあり)
[09/04, 2022] |
今年の夏はゼノブレイド3に持ってかれました。こんにちはトモです。ゼノブレイド3をようやくクリアしたので、感想とか考察書いてみました。
Uupdate:2023/05/04
DLCをクリアしたので、別途感想・考察を書きました。
面白いか面白くないか?
個人的には、面白いです。 やっぱりゼノ系は世界観やストーリーが好きです。ゼノブレイドの広大なフィールドを探検するのはやはり楽しかったです。
移動速度UPのスキル習得が完了する頃には、特に行きたい場所がなくなってしまっているというのは難点でしたね😅 あと、お金とエーテルが余ってしょうがないのも困りもの。せっかく秘境みたいなところに辿り着いてもあるのはエーテルかコンテナかオリジンの破片なのでちょっと達成感がないんですよね。
とはいえ今の所、なんだかんだ100時間くらい遊んでいますw
オープンワールドにワールドマップという概念が入っている
個人的に新しい!と思ったのが、広大な大地を船で移動できるようになる事。ローディングで切り替わるわけではなくちゃんと、そのフィールド内で船と徒歩が切り替わっているのは昔ながらのRPGのワールドマップとオープンワールドが見事に融合している感じがして感動しました。
歩いているときはよりで、敵との戦闘もあり、船の場合は引きのカメラで、でもちゃんと敵は写っていてシームレスにつながっている。本当に感動しました。(どうせなら空も飛びたかったですねw)
脱線しますが、FFVIIRe:makeの次回作以降が、どういう世界(ゲーム性的な)になるかちょっと気になっていて、やっぱり広大な大地をタイニーブロンコや飛空艇で移動できつつオープンワールドもある敵なのを期待しています。(Re:makeはオープンワールドではなかったですが)
もしかしたらスクエア繋がりということもあり何か、表現のアイディアや技術的な繋がりがあるかもしれないなーと勝手に想像しましたw。
考察的なの
自分の考察自体の整合性もそうですが、作品のストーリーと設定自体も全て整合性がとれているわけではなくそう言う歪みこそが謎や面白みを出すと思っています😏
モチーフは対?
公式で語られているのは、1と2の世界の融合でしたね。
全体的に物語のコンセプトとして「対」とか対消滅・反物質・幕宇宙などがモチーフとして取り入れられている気がします。
あと、ざっくり1と2のエンディングなども見返したのですが、結局クラウスの欲望のせいなのと、ラスボスで主人公たちが語っていることなどが全部同じって感じがしますよね。
既視感という視点では、FFXとFFXIII・キングダムハーツのような要素がてんこ盛りでしたねw
世界の整理
ゼノブレイド3の世界は1と2の世界が「オリジン」によって結合(インタリンク?)した世界のようです。
ゼノブレイド3の世界 = ゼノブレイド1の世界 + ゼノブレイド2の世界
ゼノブレイド1の世界は、2の世界で過去にクラウスがゲートを使った実験により発生した別な宇宙の話で、2の世界は、その実験の失敗によって滅んだあとの世界の話でしたね。
クラウスが消たから2つの世界は衝突するのか?
1では、クラウス(左半身)は記憶をなくしザンザという名前で、ラスボスです。2では、滅んだ世界をゲートの力を使って復活させた神様的存在。1はシュルクたちに倒され、2では老いとゲート消失によってクラウスは消えてしまうことになります。
3でメリアが2つの世界が衝突する理由を、「孤独だから」と言っていました。勝手な想像ですが1と2は、宇宙と反宇宙の関係になっているのだと思います。
で、ケヴェスとアグヌスの瞳に命の火時計が表示されます。この火時計はアグヌスとケヴェスで左右が異なるのですが、理由としては「現在の宇宙ではニュートリノのスピンの回転が左向きで反宇宙が存在する場合、右巻きのニュートリノが存在しているはず」みたいなものを模して、右の瞳と左の瞳に分かれているんだと思います。
- 宇宙 = ゼノブレイド2の世界(左向きのスピン)
- 反宇宙 = ゼノブレイド1の世界(右向きのスピン)
1と2の世界はゲートとクラウスを境目&支えにして保っていたけど、なくなったから時を経てぶつかる事になりました。っていう感じな気がしています。(もしくはクラウスが1つ戻る感じ)
幕宇宙論でいうと、2つの幕(2以上)がぶつかることでビッグバンが起きたってい説があるみたいです。今作的には、2つの世界がぶつかると光を残して対消滅しちゃうから、回避するために衝突後オリジンで再生しようとしていたら、ザンザに乗っ取られて衝突途中で静止した世界が本作の世界ってことですね。
Z = ザンザ?
執政官の正体が明かされていくの結構楽しみにしていたのですが、xyzはもともとメビウスで人じゃありません、という説明を聞いた時はちょっと「えっ」と思いました😅
ただ、やっぱりザンザだと思います。
- 1はクラウスのザンザ(変わることを恐れ、再生と破壊を繰り返した)
- 2でクラウスはレックスたちに、世界を際して生まれてきたお前たちも私(クラウス)と何も変わらなくて失望した
- 3(変わることを恐れ、再生と破壊を繰り返した)みんなの不安(ザンザ)の集合体
となっているので、2つの世界の衝突時に、みんなの不安がオリジンに集まっちゃいましたっていう、メリアの説明どうりな設定だと思います。
執政官XとYは?
xとyはなんなんだろうという疑問はちょっと残りますよね。最初xはシャナイア(xiania)かと思ったのですが、絡みこそあったものの違いましたね。もしかしたら途中で変更されたりしたのかもしれないですね。
2人とも能力と命(寿命?)を司る力を持っているので、DNAのXY染色体っていうオチなんですかね。
脱線しますが、Xが「「ウロボロス」私たちが与えてやったのに💢」といっていて、ウロボロスはメビウスが与えた力なんですかね? で、その力を勝手に出せるようにしたのがウロボロスストーンという関係なんですね。ニアの力だとずっと思っていました。
澪の髪型を選ぶ理由
長々とイベントが続き特に選択肢を選ぶということが少ない本作ですが、作中でいきなり「澪の髪型どっちがいいですか?」と聞かれた時はすごい悩みましたw
これは1のエンディングでフィオルンがシュルクに「どっちの髪型が好き?」っていう問いのオマージュなんですかね。シュルクは「どっちも」って言ってました😂 だからかは知りませんが、設定で後から変えられるんですよね・・・書いておいてくれれば悩まなかったのに・・・(ゲームレベルの説明には再設定できるってちゃんと書いてあったのに!!)
カムナビが瞳のコントロールを突破する
カムナビが瞳のコントロールを突破するために、自ら左目を潰して自由を得るシーンは、SAOのアリスのオマージュなのか、よくある話なのか🤔
執政官と成人の儀を受けた人はなぜ復活しないの?
オリジンの機能上、データがあれば別できそうですよね。
執政官が復活しない理由は単純に、そういう制約がないと執政官たちが頑張らないからだと思います。実施、執政官T(トライデント)は長い時の中で、飽きてしまい技も忘れて海賊ごっこをしています。
成人の儀を受けた人は復活しない理由は、Zは心の弱い奴の中でいい感じのやつを執政官にして楽しんでいるから、強く生き残ったやつは嫌い(剃りが合わない)なんじゃないでしょうかw
コロニーのランクの仕組みはXが考えたって言っていたので、やっぱ盛り上げるためのルールが執政官側などにもいろいろあるってオチだと思います。
執政官C(クリス)って・・・・
クリスって、実はこの物語ですごく大きな役目をしていて、ノアがクリスに出会わなかったら、今回のこのノアもまたZの輪廻を打ち破ることなく、散っていっていましたよね。
で、思うにクリスはシュルクの転生バージョンなんじゃないかなーとちょっと思っています。金髪ですし名前もアナグラムっぽい感じですし。(スペルは違いますが)
シュルクはホムスなので寿命をまっとうした?のち、オリジンで転生し続けていて今回やっと出会えたっていう流れじゃんじゃないでしょうか。
そういう因果のなのでw
フードの子供誰?
澪を助けることができず、nに切られる瞬間に出てくるフードの子供は誰なんですかね?ノアとミオの子供っぽい印象を出していますが、多分違うと思います。最初FFXの祈り子にしか見えませんでしたw
Nが「俺たちは後悔」から生まれた、と言っていたのでその「後悔」を表現した感じなのかなと思っています。途中顔がミオに変わったりできるのも後悔というnとmの後悔の念だからですかね。
ノポンが人間たちの転生を語らない理由
「言ったら物語が終わってしまうも」
Mの能力をいいタイミングでZに封じされてしまうのと同じくらい、ストーリー上の都合だと思いますw
リクは、聞かれてないから答えないというキャラによって、設定と都合を保っていますね。
リクは何者?
リクはあからさまに謎多きキャラでしたが、謎が一切明かされず本編が終わってしまいちょっと消化不良でしたよね。
リクの言う師匠は、リキなのかトラなのか🤔 でも本当は師匠はいなさそうな雰囲気ありますよね。
メリアと認識があり、メリアは1000年くらいは捉えられていたっぽいので、最低でも1000年以上生きている可能性があります。もしくは、オリジンを利用して記憶を持ったまま転生している可能性があります。役目上オリジンは世界を再生するためのものなので、ノポンも例外なく再生できるはずなんですよね。
とりあえずメリアと一緒にモナドをベースに終の剣を作った1人だとは思いまが、DLC案件なですかね〜。
目つきやモフモフはすごくアルヴィースっぽいですし、達観して導く感じも管理システムっぽさはあります。
執政官Aがのノポンでしたと言うのも別に悪くないですしw、クリスもなんだかんだノアを導くために執政官やってる感じあるのでそう言う路線もありかなと。
また、マナナもなんとなくホムラっぽさを感じるんですよね。最後エンディングでリクとマナナが別れを惜しんでいるのもようやく会えた兄妹プロセッサーだったからだったりして・・?🙄
最初のシティの場所ってコロニー9?
最初のシティのあったばしょってゼノブレイド1のコロニー9ですかね?? 勝手にそう思っています。
ゴンドウって
名前
名前変なんですかね?あの名前を気にしている理由が全然わかりませんでした。
なんで捕まっている&鍵を持っているのか?
寝る間も惜しんでプレイしたいたこともあり、なんで捕まっているのか&ニアと知り合いで鍵を持っているのかの理由がちょっとよくわかりませんでした。
Mがゴンドウに鍵を託したみたいですが、過去の記憶を取り戻したMがシティ時代の記憶をベースに、氏族に渡したって流れなのでしょうか??
捕まっている理由は、全然わからないですね。。。シティは狙われているし、刑務所の方が安全だからですかね。
七人目の始祖
六氏族は1と2のキャラクターかその子孫みたいな雰囲気もあり、ものすごくDLC感出してますよね。
7人目の始祖は、メリアだと思っています。
シティの人たちが女王様って呼んでいるのと、なぜかすごく熱狂的で好意的なのが不思議なんですよね。そして、長い時を経て女王がシティを表敬していても驚かないと言うか、ハイエンターである事を知っている感じがすごいしました。特に、クエストの中でタリベエさんという爺さんが、メリアの古い記録(書物)からメリアの好みや苦手なものを話しているのを見てそう思いました。
ヴァンダム家とドイル家はの初代ノアとミオだと思っているのですが、説明によると兄妹って書いてあるんですよね🤔(過去のノアの回想シーンにウロボロスストーンの起動に成功した!ってシーンが出てきてましたのに??)
要は、レックスとホムラ・ニアの腹違いの子供的な感じなのか・・・?
またニアは、Mに「人間だった頃に1度会っていますね」と言っていて、Mは過去の記憶全てを取り戻しているにもかかわらず「お母さん」的な反応を一切していないので、ミオはニアの子ではなくて孫くらいな感じかなーと思いました。
ニアの覚醒イベントでは親っぽい雰囲気も出していましたが、整合性が取れていない気がしますw
- ヴァンダム家:ノアに似ていると言われた人。
- 初代ノアだと思ったのですが、ドイル家の始祖と兄妹とのこと
- 腹違い??
- ポニーテール+体術使いはフェイだと思うのですがw
- ドイル家:ミオに似ていると言われた人
- おそらくニアの子供でミオの先祖
- リイド家:シュルク?
- 銅像と説明文は師匠のものらしい、ダンバンぽいですが赤い大剣はモナドっぽいのでシュルクなんですかね
- カシィ家:
- 銅像は同じく師匠のもの。
- 説明文は隻眼ということもありジークっぽさもありますが、カムナビのように自ら支配と解き放った可能性もあります。
- オーツ家
- 元ケヴェス兵
- みためがグランディア3の主人公かと思いました
- ローディス家:
- 元アグヌス兵
オーツ・ローディスは過去作との関係がない感じがしますよね。DLCの主人公?
リイド家やカシィ家の師匠の説明は過去作の複数キャラクターが該当する感じがするので、インタリンクした状態だったりしたのでしょうか?
エンディング系
ノアがラッキーセブンを捨てるのはなぜ?
シュルクが神なき世界を選ぶ時のオマージュですかね。
あとリクがラッキーセブンはきっかけに過ぎず、本当は気持ちが大事的な事をいっているので決心を体現した感じでしょうか。羅生門で言うところの、「男はニキビから手を離した」的な。
ラッキーセブン自体は、ブレイドではなく実態のある剣だと思っていたのですが、それをブレイドで包むと自由に出したり消したりできるんですかね??
とりあえず捨てる時ブレイドで覆っていない状態で捨てることで、もう手元から出せなくなるって言う意味だと思っています。
もしや、「終」の剣を捨てる = やっぱシリーズは終わらない みたいな意味だったりして。
エンディング後の世界
エンディングでは一見、オープニングで止まった時と同時刻に世界が再生して動き出しているように見えます。ただ、再生された世界は3(アイオニオン)があったと事実をほんのり残した少し別な世界になってる気がしますよね。
ノアが送り人のと笛の音を聞いて、花火大会の方向とは全く違う方に進んでいくって描写が、再生された世界の未来もまた未確定っていうことなのかなーと。
ノアが笑って消える?
他の方の考察で、「鳩が横切った後にノアが消えている」という指摘がありました。瞬きがなかなか我慢できずに、イベントシアターで何度も見返してもなかなか消えてるのを確認できなかったのですが、自分はこう考えました。
再生後の世界のノアは、切り開かれた未来に満足して「送られた」
って事だと思います。
- ノアは「クリスが笑って戦死していった」事をすごく気にしていました。
- そして、その理由が知りたくて、過去の後は違う未来を切り拓く旅を続けました。
- ノアはクリスが笑ったのは、「満足したから」と理解します。
- 作中では想いを旋律に載せる事をクリスから教わっています。
- ノアたちが何度も再生するのはの「後悔」の化身だから
- エンディングで聞こえてきたのは、ノアとミオたちの2つの旋律
- その旋律を聞いて、潜在的な過去(アイオニオン)の記憶が蘇り満足して笑った
- 消えるのはノア(主人公)=プレイヤーなので、ゼノブレイド3ご満足いただけましたよね?じゃ、一緒に送っちゃいましょう
っていうメッセージなんじゃないですかね😅
シティどうなった問題
作中で、
- 本来なかったシティの人たちの情報がオリジンに取り込まれていること
- そしてそれを「希望」とよんでいること
と言っていたのが印象的でした。
ストーリー的には、1と2の世界それぞれで形を変えて転生しますって言う匂わせっぽくも取れます。
が個人的には、
オリジンは1と2以外の世界のデータを取り込んだことにより、新たな世界4番目の世界(シティだけの世界)を構築することができるようになった
って考えています。4番目と言っているのはアイオニオンが3つ目だからですね。ゲートは異なる宇宙を繋ぎすごい力をゲットできる的な存在でしたが、オリジンもそれに近く少なくとも2つの世界+アイオニンとシティの人々の4つを繋ぐ(生成・構築)ができるので割とジョーカー的存在になった(完成した)と思います。
ゼノブレイド4が出るかはまだ誰にもわかりませんが、出てもいいように、もしくは繋がりがあってもいいようになっている感じがありますw
なのでいつかゴンドウみたいな見た目の主人公たちに会える日が来るかもしれないですね。
余談
余談ですが、レックスたちはエンディングに出てくるのにシュルクたちは出てこないの?と思っていましたが、メリアの覚醒イベントの回想シーンでガッツリ出てきて胸熱でした。
あとイベントシアターに同じシーンがA/Bと複数ある場合があるのですが、見比べて見ても差がわからず・・・何が違うんでしょうか???