Death Strandingをクリアしたので感想や考察などを。
[12/19, 2019] |
靴のかかとがすり減って穴が空いています。こんにちは、トモです。
購入してから約1ヶ月、ポケモンと並列でプレイしていたこともあるけれど、面白すぎてついついじっくりやり込んでしまいましたw
でもようやくクリアしました!
今日は、デスストの感想や考察?なんかをつらつらと書いていきたいと思います。
でも、一言で言うなら「最高」って感じでしたw
BTめんどくさい
最高と言っておきながら、一発目めんどくさいとか書いていますw
自分は、ベリーイージーでプレイしていたので、比較的容易に倒したり、逃にげたりできる環境にありました。それでも、毎回BTを検知するとカットインでアニメーションが入ったり、1戦1戦がの時間が長いのでストレスを感じました。
倒しても、カイラル結晶が多めに手に入るくらいで、荷物がボロボロになったり、制限時間の残りが減ったり、最悪ヴォイドアウトしてしまったりするリスクに対してリターンが小さすぎるなーといった印象です。
本作では、監督がメタルギアの要素を、BTとミュールの2つに分けて散りばめていると考えています。BTはメタルギアでいう潜入(ダンボール被ったり見つからないようにする)、ミュールは戦闘の役割があるなじゃないかなーなんて思いました。
ミュールには、ポストから荷物を奪ったり、資源を奪うなどのメリットやミュールの拠点に潜入する意味があります。
BT戦は、サム(主人公)がどれだけ素朴で普通の人間かみたいなのを痛感する役割もあるのかもしれません。
細かいいろいろな作り込みがある
○ボタン長押しで、座って休むことができます。これって機能のメリットってあるんですかね??
スタミナが回復するのかな??
間違えてよく、配送端末の目の前で体育座りしちゃいましたw
デスストランディングは、立ち止まって景色を眺めたり、口笛を吹いたり、プライベートルームでサムを観察したり?クリアする事とは関係のないところでの作り込みがすごく細かくされているゲームでした。
俳優さんが出ていた別な映画の、小ネタが含まれていたり、プライベートルームでサムの足元を見ていると、小島監督がBTとして出てくるっていう小ネタなんかもあるみたいですねw
登山が楽しい
登山はなんだかんだ、すごく楽しかったですね。買ったばっかりの時の感想にも書いたのですが、やっぱり山と攻めるのは楽しい。クリアした後は、BTのいない世界で登山をもっと楽しめるといいなーなんて思いました。
とくに、雪山の廃墟周りはすごく地形的にも興味あるのですが、BTがいるので敬遠して全然近寄りませんでした。。。w
道路やジップラインの発展とともに移り変わるプレイヤー心理
最初は、山登りも大変で、だんだんとはしごやロープの使い所もわかってきて、登山がすごく楽しい。
でも、道路を作ったりジップラインを作っていくと、やっぱりそっちの方が楽で効率も良くなってきます。
すると、やっぱり資源が足りなくなってきて、ミュールやBTを狩りにいくようになります。
なんだか、文明の発展とともに争いが増える人類の歴史をなぞっているかのようでしたねw
また、険しい山を登って、てっぺんにジップライン立てるのもすごく楽しいと同時に、携帯の電波をどうやって効率よく届けるかみたいな土管屋さんの気持ちにも慣れましたw
BB(ルー)が可愛い
BBかわいいですよね〜。サムが転んだりBTに捕まったりするとすぐ泣いちゃって、ピンチの時限って泣くので本当の赤ちゃんぽさもあって、でもその煩わしさが終盤になるとBBへの愛着に変わっていたりするんですよね。
おしりふりふりしながら、外の世界を興味津々にみるBBが一番好きですねw
うまく言葉にできないのですが、BBの鳴き声がコントローラーから出てきたり、コントローラーを揺すってBBをあやしたりするのって単なるギミックではなくて、カイラル通信をプライヤーに疑似体験させてくれてるなじゃいかなーなんて思ったりしています。
配送端末越しの通信ではなくて、サムのプライベートルームでのカイラル通信って、臨場感ありまくりでどういう端末でやり取りしてるか全然わからないじゃないですか?(サムも実体か通信かって見分けついてないようですし)
なんかそういうやり取りをこのBBで表現したかったんじゃないかなーと勝手に考えています。
アメリカ大陸が小さいw
アメリカの、東海岸から西海岸をつなぐ。という設定で西まで向かうのですが、やっぱりオープンワールドとしてはちょっと無理がありましたねw
途中湖を渡ったり、タールの湖を渡ったりして、いい意味で世界を分断して広く演出しています。ただジップラインの制約に300mという制限があるので、ジップラインをつないだ地位のスケール感が、体感のスケールからさらに小さいんだなーっていうことが可視化されてしまうのが少しもったいないなーと感じました。
個人的に気になっている謎
クリフのキーホルダー
クリフが、月にだって行けると言ってBBにつけたキーホルダー、そのキーホルダーを物語の序盤でやられてしまう男の形見として受け取ります。
その男とクリフの繋がりってなんだったのでしょうか?
この辺は、あーカイブなどをちゃんと見ればわかりそうではありますが、月とこのキーホルダーはシンプルに小島監督の思いなのかもしれません。
デッドマンの額の傷はいつできたのか?
デッドマンが嵐に飲み込まれてからできたような気がするのですが、そもそもなんで傷ができたかなど特に触れられてなかった気がします。
「俺はフランケンシュタインなんだ」と言うセリフを引き立たせるためではあると思うのですが、脳みそも死者からの移植なのでしょうか???
レポートや、アーカイブに書いてあったかな??🤔
アメリはダイハードマンをなぜビーチに呼んだのか?
物語の流れというか、プレイヤーへの説明としてはあると面白いシーンだったのですが、アメリがダイハードマンをビーチへ招待した理由がよくわかりませんでした。
しかも、ビーチでクリフや肉体としてのアメリとのやり取りの後、あっさり元いる世界に戻されています。
BBは結局誰なのか?
クリフが呼びかけていたBBはサムだった(クリフ=サムのお父さん)ということが、物語の最後で明かされます。デッドマンによると、BBを繋いだ時にBB、もしくはBB使用者の記憶が逆流している可能性があると言われていました。
が、実際はサム自身の記憶だったと言うことになります。
デッドマンが言っていたことは仮説に過ぎないため、プライヤーはサムの使っているBB=回想シーンのBBと思い込んでしまうようにあえてミスリードしている感じです。
じゃーサムがつけているBBは誰なのか?と言うのが気になります。
仮設1サムの息子のルー
作中でもサムは途中から、BBのことをルーと呼ぶようになります。サムには奥さんと、そのお腹に赤ちゃんがいたことは、写真やデッドマンのセリフ、そしてレポートやアーカイブでなんとなくわかります。
ただ、レポートや、アーカイブを全て揃えきれてないので、そのお腹にいた子供がサムが使っているBBという確信が特にないです。
サムがBBを死んだ我が子のように思うようになった、というのも普通のラインとしてありそうです。
仮説2サムの片割れ
仮説1にも通じますが、自分はプレイしていてBBがサムにどことなく似ているなーとずっと感じていました。普通に仮説1だったとしても、親子なんだから似ているよねとなりますw
作中でサムは、BBの実験の時に事故が起こり瀕死のBB(サム)をアメリがビーチで死者とのつながりを切って、帰還者となり生還するという描写がされています。
一方でアメリは手術の後遺症??によって、肉体と魂が分離して、肉体は大統領として、魂はビーチでアメリの娘という設定で生きているという設定でした。
(なんだかキングダムハーツみたいな世界観ですねw)
なのでBBはサムが死者の世界と切り離されて、肉体として成長した姿、BBは死者の世界に行くはずだった魂としてのサム、なんじゃないかなーと思いました。
ただ、最後BBはポッドから取り出されて息を吹き返すので、少し設定と矛盾してしまうかもしれません。
ヒッグスは次回作への伏線?
今回ヒッグスは、ラスボス感を漂わせながらも、アメリの手下でした〜ジャジャーンとネタバラシをしたのち、あっさりと物語から退場しています。しかも、フラジャイルはヒッグスにとどめを刺さなかったということもエンディングでサムに伝えています。
なぜヒッグスはアメリにころっと鞍替えしたか(闇落ちしたか)や、フラジャイルが与えた選択肢で、ビーチに残り永遠の孤独を選んだのか?などはほぼ触れられていません。
デススト2を監督が作りたいと思っているかどうかは別として、DLCやデスストのエピソード0やそれ以前の話としてまだやれそうな感じがありますよね。
多くの伏線がちゃんと回収されている
いろいろ謎について書いたりしましたが、デスストは謎多きストーリーにしては、いろいろな伏線をちゃんと回収しているところがとても良かったです。
見ていてちゃんとスッキリ終われるところが、すごく救われる感じがします。