Macのストレージの「システム」「その他」が大きすぎて容量が足りない
[12/23, 2018] |
最近、年末の大掃除を兼ねて断捨離をしています。賞味期限が2011年の味の素をバッサリ捨てました。こんにちはトモです。
500GあるMacの空きストレージが20Gを切ってきて、なんでだろう?と思い「このマックについて」のストレージで見てみたら「システム」という謎の領域が220G以上も占めていました。
そこで年の瀬なので、デジタル大掃除もすることにしました。
※記載されている内容を試す時は自己責任でお願いしまーす!
システム・その他ってなに?
OSが管理しているファイルが全て当てはまるのかなーと思っていたのですが、そんなことなさそうです。結論から言うとよくわかりませんw
ただ、キャッシュファイルやアプリが生成した内部データも含まれているようですね。
追記@2020/08/26
Mac OS Catalinaからシステムとは分離され「その他」となっているようです。
Finderで探ってみる
Finderを開いて、
上のバーにある移動 > コンピューター > Macintosh HD > システム > 右クリックで「情報を見る」
をやってみます。
すると10Gしかありませんでした。
調べてみたらMac自身が誤認識して、システムを大きくみてしまっている可能性があるみたいです。そこで、下の2つを試しました。
- セーフモードで起動する
- NVRAMのリセット
セーフモードで起動する
セーフモードで起動するとストレージのチェックが行われるらしく、うまくいけばセーフモードで起動するだけでいいそうです。
セーフモードで起動するには、Macの電源を入れてShiftを押しっぱなしにします。
公式ページも貼っておきます。
2回パスワードを入れてログインします。セーフモードで起動できたかどうかをみるには
このマックについて > 概要 > システムレポート > ソフトウェア > 起動モード
を確認してみましょう。
で、セーフモードでストレージを確認してみると、直ってませんでした😭
NVRAMのリセット
で、つぎに「NVRAM または PRAM をリセットする」を試してみました。
公式ページによると
電源を入れ、すぐに「option」「command」「P」「R」の 4 つのキーを同時に押し、20 秒ほど押し続けてからキーを放します。
ということで、やってみました。
が、直ってませんでした😭
ディスクユーティリティ
ストレージのチェックも行ってみました。
公式ページにそってやってみました。
ディスクユーティリティはspotlightで検索するとすぐアクセスできます。
そして、「First Aid」ボタン をクリックしてから、「実行」をクリックします。
ということで、やってみました。
が、直ってませんでした😭
ちなみに、ディスクのチェックは重たいので、作業は中断した方が良さそうです。
何が原因かを探る
Macの再インストールするしかないのかなーと思ったのですが、容量の大きいフォルダをリストアップする方法があったのでやってみました。
ターミナルに権限を与える
ターミナルを使って容量の大きなフォルダを表示するのですが、初期設定では「Operation not permitted」とアクセス権限がなく計算できないフォルダがたくさんあります。
そこで、ターミナルからだけ、アクセスできるフォルダを増やします。
システム環境設定 > セキュリティとプライバシー > フルディスクアクセス > 「+」ボタン > ターミナル
この設定をしても「privacy」フォルダにはアクセスできません。が「privacy」フォルダには基本的に触らないほうがよさそうです。
容量計算をする
以下のコマンドは、フォルダ6階層分を探って5G以上の容量のあるフォルダをリストアップ指定くれます。
6と5を変えれば好きな塩梅でリストアップできます。
実行前にパスワードが聞かれるのと、実行完了には時間がかかります。
sudo du -g -x -d 6 / | awk '$1 >= 5{print}'
リストアップできたら、そのフォルダの中身を削除しても平気か確認して、大丈夫なら削除するなどしていきましょう。
自分は、AdobeとXcode関連が大きな割合を占めていました。
Adobe Premiereのキャッシュ
Adobe系は知らない間に、けっこうキャッシュを作っていたりします。自分は動画のキャッシュを削除するために以下を試しました。
Premiere > 環境設定 > メディアキャッシュ > 未使用のメディアキャッシュファイルを削除
上記を実行しても下記キャッシュファイルは消えませんでした。
/Users/名前/Library/Application Support/Adobe/Common/Media Cache Files
なので、Finderで
Optionを押しながら「移動」をクリック > ライブラリ > Application Support > Adobe > Common > Media Cache Files
に行って中身を削除しました。
Xcode
実はAdobe以上にXcode関連がものすごく肥大化していました。(なんと150G!!!!)
キャッシュのクリア
一番シンプルなキャッシュは下記のコマンドでサクッと消しました。
rm -rf ~/Library/Developer/Xcode/DerivedData
Archivesにたまった過去のアーカイブたち
/Users/名前/Library/Developer/Xcode/Archives の中身が60G以上になっていました。
アプリをビルドして、AppleにSubmitしてそのままのにしていたので、積もりに積もってすごい容量になっていました。
アーカイブして作成したビルドは、いろいろな情報が詰まっているのでAppStoreでダウンロードする時のサイズよりもずっと大きいみたいですね。
AppStoreで18Mぐらいのサイズのアプリを見てみたらArchivesフォルダの中では400Mぐらいありました。
Archivesの中身をまるっと消すのは気が引けたのでXcodeの
Window > Organizer > Archives
で過去にビルドしたアプリたちを確認できるので、いらないビルドをちまちま右クリックで削除していきました。
iOSデバイスサポートは削除できる:追記2021.01.06
iOSデバイスサポートを削除することでも、大幅に容量を確保できました。
詳しくは「iOSデバイスサポートは削除できる」の記事を見てください!
トモは130Gをゲットした
そんなこんなで、不要なファイルを消した結果130Gのスペースを確保することができました!!!
アプリの開発でこんなにストレージを消費するとは思ってもいませんでしたw
部屋もこれぐらいスペースを確保できるといいんですけどね。。。w